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<再審判決>強姦逮捕から5年半ぶり無罪確定 富山

 富山県警に強姦(ごうかん)などの容疑で逮捕され、服役後に冤罪(えんざい)と分かった柳原浩さん(40)の再審判決公判が10日、富山地裁高岡支部であった。藤田敏裁判長は「被告人が各犯行の犯人でないことは明らか」として、求刑通り無罪を言い渡した。検察は同日、上訴権を放棄し、逮捕から5年半ぶりに無罪が確定した。柳原さんは、拘置・服役期間の刑事補償を12月にも同支部に請求した後、国と県を相手取って国家賠償請求訴訟を起こす方針。

 藤田裁判長は、大津英一被告(52)=公判中=の自白、現場の足跡やDNA鑑定のほか、自宅から電話をかけていた柳原さんの犯行時間帯のアリバイを挙げ、「真犯人は大津被告と認められ、(当時の柳原さんの)自白には信用性がない」と判決理由を述べた。警察・検察の捜査手法については言及せず、最後に柳原さんに対し、「失った時間はどうにもできませんが、これからの人生が充実したものになることを心から願います」と付言した。

 弁護団は判決までに2度、取調官の証人尋問を求めたが、藤田裁判長は「必要ない」としていずれも却下した。柳原さんは閉廷後の記者会見で「真実が闇に消えたままで無罪と言われても、何もうれしくない」と悔しさをにじませた。小林大介・主任弁護士は「大変残念な勝訴。再審の枠組みを突き崩せず、冤罪の真相が究明できなかった」と述べた。

 この冤罪事件を巡っては、最高検が8月、問題点や再発防止策を報告書にまとめ、「足跡の照合など証拠の吟味が不十分なまま起訴した」と指摘。日本弁護士連合会も独自の調査に乗り出す。

 大津被告は強姦罪など14件の罪で起訴されて懲役30年が求刑されており、11月14日に同支部で判決が言い渡される。【茶谷亮、上野宏人】

 ▽佐野仁志・富山地検次席検事の話 改めてご本人をはじめ、ご家族、被害者など関係各方面に多大な迷惑をおかけしたことを心からおわびします。本件を肝に銘じ、今後基本に忠実な捜査をさらに徹底し、再発防止に努めます。

 ▽吉田光雄・富山県警本部長の話 無罪判決が決定したことで、改めて柳原浩様に対し、心からおわび申し上げます。今回の事態を重く受け止め、再発防止に努めているところであり、引き続き、この徹底を図ってまいりたい。

 ◇「納得いかない」柳原さん

 「納得いかない」。富山地裁高岡支部で10日あった富山冤罪事件の判決公判。逮捕から5年半ぶりに無罪判決を手にした柳原浩さん(40)は、ぶぜんとした表情を浮かべた。再審には、自らが「容疑者」「犯人」とされた理由の解明こそを望んだ。この日の法廷で得たものは、わずか10分で読み上げられた判決と、心に響かない藤田敏裁判長の付言だけ。柳原さんの声は、またも司法に届かなかった。

 午後3時。紺のスーツ姿で入廷した柳原さんは被告席に着き、緊張をほぐすように肩を1度回した。裁判長が読み上げる判決を、じっと座って聴き入った。判決は、不適切な捜査には触れず、誤審への謝罪もなかった。

 判決後、柳原さんと弁護団は、富山市の県弁護士会館で記者会見した。裁判長が「無実であるのに服役し誠にお気の毒に思う」などと、人ごとのように付け加えた言葉に対し、柳原さんは「当時、いいかげんな裁判をしなければ、こういうことにはならなかった」と、怒りをあらわにした。

 ただ、取調官の証人申請が2度にわたり却下されていたことから「裁判官には期待していなかった」との本音も漏らした。

 弁護団は「検察が請求して行われる現行の再審では、事実上、冤罪の原因究明のための活動が何もできなかった」と、悔しさをにじませた。【上野宏人】

 ★富山冤罪事件 富山県氷見市で02年1、3月に強姦と同未遂事件が発生。タクシー運転手だった柳原浩さんが逮捕、起訴されて懲役3年の実刑判決を受け、約2年1カ月服役した。仮出所後の06年11月、別の強姦未遂容疑などで逮捕された松江市の大津英一被告(52)=公判中=が氷見市の2事件を自供。「真犯人」の有罪確定前に、検察側が再審請求を行う異例の展開をたどった。



■この事件で柳原浩さんが、逮捕されたときは、犯罪者叩きが大好きな勇者国民どもは、こんな奴は、最低だ!
 こんな奴は、死刑だ。 去勢だ。

 と分かったように、正義感を振りかざしていただろうな。


■謝れば、すむ問題ではない。
 本当に冤罪が後を絶たないのは、なによりも 取調室可視化されていないのが、かなり大きい。

 痴漢冤罪だって、そうだ。

 
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