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犯罪を未然に防ぐ

僕は、犯罪を未然に防ぐと言う言葉が嫌いである。
 犯罪を未然に防ぐと言えば一見いいことのように見えるが、近年犯罪を未然に防ぐためなら何をしてもいいというような傾向を感じる。

   例えば昔から泥棒は禁止されていた。
 しかし窃盗を未然に防ぐために、窃盗してから処罰するのではなく、窃盗しそうな段階あるいは、窃盗する恐れがある段階から処罰しようとするものだと思う。
 事実2003年ピッキングを防止すると言う名目の為に正当な理由なくドライバーを持ち歩いただけで「1年以下の懲役、50万円以下の罰金」というピッキング防止法なる法律が成立してしまった。
 僕は、自転車のライトを取り付けるために外にドライバーを持ち出すこともあるが、これは正当な理由なのだろうか?
 僕は、ドライバーで鍵を開けることが出来るなんて知らなかった。
ハリガネで鍵を開けるのは、漫画の世界かと思ってたけどそうでもなかったらしい。
 

 このまま共謀罪といい犯罪を未然に防ぐと言う言葉が暴走すれば、非常に恐ろしい社会が復活するといっても大げさではないと思う。

 共謀罪は、殺人を実行しなくてもAとBが「あいつ殺したいな」「そうだな」と実際に殺さなくても殺したいと二人以上の人間の意思が合意しただけで共謀罪として逮捕されてしまいかねない悪法だ。
 
 殺人を未然に防ぐという言葉が暴走すれば、昔は、殺人が起こってから逮捕されていたのが、これからは、殺人を犯す恐れがあるというだけで逮捕されてしまうということになると思う。
 
 更に共謀罪だけでなくやっぱり会話を取り締まるだけでは物足りないとなればもっと事態は恐ろしくなると思う。

 例えばこの人目つきが悪いから将来殺人を犯しかねない。
だから逮捕しよう。
 この人は、政府の悪口を言ったことがある。
 ということは、将来政府を襲撃しかねない。
 だから逮捕してしまおう。

 拡大解釈は、非常に恐ろしい。
このような言いがかりを拡大解釈させてしまえば本当にこのようなこともいつかは起こりかねない。
 自分達も権力の乱用には無関心でいられない。
2006/06/18 15:44共謀罪ページ上部へ▲